茎にトゲがある意地悪な草のカナムグラ。子供の頃に半ズボンでカナムグラの茂みに足を踏み入れ、ミミズ腫れを作った痛い記憶がある人も多いことでしょう。
カナムグラと言えば、キタテハの幼虫の食草ですね。ところが、場所によっては、キタテハよりも、アカタテハの幼虫の方が多いところもあるんです。
キタテハの幼虫、蛹を探してカナムグラの茂みを歩いていると、ちょっと手の込んだ隠れ家を発見。キタテハにはこんなテクニックはないはず。でも最近のキタテハは技を進化させているのかもしれません。
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巣を開いてみると、中にいたのは何とアカタテハの幼虫でした。
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もっと手の込んだ、ほぼ球形の巣を発見。
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開いてみると、中にはアカタテハの蛹。
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もしかして違う蝶の可能性もあるので、念のため羽化させてみました。やっぱりアカタテハでした。
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アカタテハの食草と言えば、たいていはイラクサ科のカラムシとかヤブマオとかアカソ。葉裏の白いカラムシの葉を裏表に折りたたんだ隠れ家は、緑の草原の中の白いドラ焼きのようで、目立ちますよね。ところが、カナムグラで作った巣はなぜか、裏表になっていないので、目立ちません。カナムグラを食べるアカタテハの情報が少ないのはこのせいかもしれません。
近くにはカラムシの茂みもあるので、代用食として渋々カナムグラを選んでいるわけではなく、カナムグラ押しのアカタテハがいるということのようです。
近くのカラムシの葉で作った巣と、中の幼虫、蛹です。
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カナムグラ派のアカタテハは、キタテハのDNAが混じっている?なんてことはないですよね。
カナムグラと言えば、キタテハの幼虫の食草ですね。ところが、場所によっては、キタテハよりも、アカタテハの幼虫の方が多いところもあるんです。
キタテハの幼虫、蛹を探してカナムグラの茂みを歩いていると、ちょっと手の込んだ隠れ家を発見。キタテハにはこんなテクニックはないはず。でも最近のキタテハは技を進化させているのかもしれません。
巣を開いてみると、中にいたのは何とアカタテハの幼虫でした。
もっと手の込んだ、ほぼ球形の巣を発見。
開いてみると、中にはアカタテハの蛹。
もしかして違う蝶の可能性もあるので、念のため羽化させてみました。やっぱりアカタテハでした。
アカタテハの食草と言えば、たいていはイラクサ科のカラムシとかヤブマオとかアカソ。葉裏の白いカラムシの葉を裏表に折りたたんだ隠れ家は、緑の草原の中の白いドラ焼きのようで、目立ちますよね。ところが、カナムグラで作った巣はなぜか、裏表になっていないので、目立ちません。カナムグラを食べるアカタテハの情報が少ないのはこのせいかもしれません。
近くにはカラムシの茂みもあるので、代用食として渋々カナムグラを選んでいるわけではなく、カナムグラ押しのアカタテハがいるということのようです。
近くのカラムシの葉で作った巣と、中の幼虫、蛹です。