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Channel: 虫撮る人々
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水と緑の回廊、後編の主役はヒカゲチョウ幼虫

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 千葉・市川市の「水と緑の回廊」後編です。
 この散策コースはうまく回ると、ほとんど市街地を歩かずに、長距離にわたって森林浴気分を楽しめます。ベッドタウンとしての開発を進める中で、どんな配置で緑地を残すか、関係者の苦労がうかがわれます。にもかかわらず、このコースを歩き通そうとする人は少ないようで、じゅんさい池緑地を抜けた後は、ほんの数人しか散歩中の人を見かけませんでした。なんか、もったいない気がしますね。

 じゅんさい池緑地を抜けると、小塚山フィールドアスレチックを経て、小塚山公園に行き着きます。
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 昼間飛ぶフユシャクの仲間、クロスジフユエダシャクがやたらと多い公園でした。これからいろいろなフユシャクが見られるのかもしれません。要チェックですね。
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 小塚山公園での収穫は、ヒカゲチョウの幼虫。久々の嬉しい出会いです。12月に入ると、見られるイモムシも限られてきますから、笹の葉裏にこいつを発見すると、何だかホッとしますね。さびしい冬景色の中、孤独な昆虫愛好家と、寒さに耐える小さなイモムシとの感動的出会いです。まあ、イモムシの側は「ちぇっ、見つかっちまったか。放っておいてほしいのに」とか思っているでしょうから、実際は片思いということでしょう。
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 その先の堀之内貝塚公園へは、東京外環自動車道の上を歩道橋で越えていかなければなりません。ここはもう少しうまく、緑をつなげてほしかったところですね。周辺はまだ整備中のようだったので、将来は緑の歩道がつながることを期待したいと思います。
 貝塚公園は深い森の雰囲気が残っていて、暖かい季節に来たら収穫が多そうなところです。
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 エノキの根元の落ち葉の中には、ゴマダラチョウの幼虫。お尻の先が開いているので、アカボシではないようです。
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落ち葉をひっくり返していたら、オオホシカメムシも出てきました。安眠妨害してすいません。
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