セイタカシギ&アカエイ・ウォッチング
京成本線の谷津駅で下車。狙いはシジミチョウの集団越冬ですが、途中で谷津干潟を通るので、ついでにバードウォッチング&フィッシュ・ウォッチングです。 この干潟の常連で一番写真写りのいい鳥は、セイタカシギですね。見える範囲にいたのは6羽ほど。作り物のような、長くて細くて赤い足が売りです。この長い足のおかげで、岸から離れた安全な場所で、水面に片足立ちしているような姿で眠ることができるのでしょう。...
View Article丑年でもないのにホルスタインことチャバネフユエダシャク♀で年明け
新年、明けましておめでとうございます。今年は亥年だそうで、年賀状のイラストは当然イノシシなわけですが、虫撮りの新年はやっぱり牛、ホルスタインの愛称を持つチャバネフユエダシャクの♀ですね。 と言うことで、過去の戦績から比較的確率の高い、小田急線向ヶ丘遊園駅からすぐの生田緑地へ、いざ出陣です。...
View Articleサイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅①
時事ドットコムの「昆虫記者」でようやく3部作の連載を終えたタイの泰緬鉄道、エラワン、サイヨーク駆け足旅。ドットコムの記事は、旅行中に書き綴った日記を元にしていますが、一応会社の規則、常識に沿っての昆虫記、旅行記なので、内容、分量ともに、検閲および自主規制がかかっているのです。...
View Article東京で年を越すウラナミシジミ
12月末の江東区木場公園。ここは何と、新年までウラナミシジミの姿が見られます。 ミドリアムの周囲に外来のマメ科の蔓草が植えられていて、冬でも枯れないので、関東では越冬が難しいと言われ、秋に死滅拡散する姿しか見られないウラナミシジミが、成虫や幼虫で年を越しています。ここでは越冬も可能なのかもしれませんね。 まずは成虫の姿です。ボロボロのもいますが、しっかりした羽のもいます。...
View Article久々に越冬ホソミオツネントンボと再会
千葉市の公園で久々に越冬トンボに出会いました。池には氷が張り詰めている1月。 野ざらしの状態で、枝にしがみ付くホソミオツネントンボ。一体どんな防寒対策をしているのでしょう。細身の体は、どうみても氷点下の寒さに耐えらるようにはみえないのですが。越冬する虫は体内に不凍液をため込んでるとか。でも、そうまでして成虫で越冬する意味があるのか、疑問に感じますね。 まずは桜のひこばえの枝で一匹。...
View Articleサイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅②
◎サイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅② 6月18日(火曜) ◆サイヨークとエラワンはワンセットがお得 サイヨーク国立公園のホテルに泊まっているのに、なぜエラワンという別の国立公園に行くのか。実はサイヨークとエラワンは隣り合っており、ワンセットと考えてもいい位置関係なのだ。宿泊施設はサイヨーク側に集中しているので、エラワンはサイヨークからの1日観光とする一石二鳥プランを立てたのである。...
View Articleサイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅③
◎サイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅③ ◆エラワン7段の滝早分かり ここで、エラワンの7段の滝の簡単な説明をしておこう。何せ「タイで一番美しい滝」と書いてしまった責任がある。蝶とビキニの話だけでは「滝はどこへ消えてしまったのか」と、タイの観光当局から激しい批判を浴びることになりかねない。七つの滝は、それぞれに趣が異なり、一つ一つに特徴を示す名前が付けられている。...
View Article八王子神社初詣の目的はアサギマダラ
今年も初詣は東京都八王子市の八王子神社。世間一般の初詣の定番神社ではありません。なので、初詣客は全くいません。牛頭天王(ごずてんのう)の八人の王子、つまり八王子を祀った神社なので、まさに八王子市民の氏神様のような神社ですが、高尾駅から登山口までのバスが土日しか出ていないという不便さから、冬のこの時期に訪れる人は数えるほど。この日朝のバスも、終着駅の八王子城跡まで乗ったのは虫記者1人だけでした。...
View Articleサイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅④
◎サイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅④ ◆見逃せない最後の7段目の滝 エラワンの滝の最後の7段目は「PHU・PHA・ERAWAN(エラワンの岩壁)」。スタート地点から2000メートル。流れを渡り、急なはしごを何本も登って、何とか滝にたどり着いた。エラワンの滝とは、この7段目のことでもあるので、ここまで来なければ、エラワンを語ることはできない。...
View Article春近し、テングチョウがお目覚め
1カ月前とはまた違うフユシャクが見られるかもと思って、再び向ケ丘遊園駅から生田緑地へ。 そうしたら、まず出てきたのは、蛾じゃなくて蝶。もう春が近いんですね。越冬から早めに目覚めたテングチョウが、日光浴していました。 テングチョウが飛んでいたのは、こんな風景の中。...
View Article異形の蛾フサヤガ
春が来たと思ったらまた真冬に逆戻り。東京も窓の外は雪景色です。虫記者のような中高年もつらいですが、越冬中の虫もつらいことでしょう。 外に出られないので、今回は1月半ばに見つけた越冬中の変な姿の蛾、フサヤガです。八王子霊園近くを散策中に見つけました。久々の嬉しい出会いです。 苔だか、ゴミだか、何だか分かりませんが、何かに擬態しているのでしょう。ともかく、あまり虫らしくは見えませんね。...
View Articleサイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅⑤
◎サイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅⑤ 6月19日火曜 ◆泰緬鉄道で戦場にかける橋へ タイのクウェー川には、今も旧日本軍が建設した「戦場にかける橋」クウェー川鉄橋があり、タイ国鉄の南本線、ノーンプラドック=ナムトック支線の列車が橋の上を通っている。戦時中の日本軍の物資輸送路として、突貫工事で完成させた泰緬鉄道。ビルマ・シャム鉄道の一部は、名前を変えて、今も現役で人々を運んでいるのである。...
View Article葛西のカニを食べるハジロカイツブリ
葛西臨海公園の海辺にハジロカイツブリ(たぶん)が数羽来ています。潜りの得意なカイツブリ。 何を食べているのか観察していると、何と贅沢なことに、カニを食べていました。獲物は、ワタリガニのような、中型のカニ。 何度か突っついて、食べやすくした後、ゴックン。 でもあまり水がきれいではない葛西の海岸。健康上は大丈夫なのか、ちょっと心配になりますね。...
View Article葛西のオオツノカメムシ、お目覚め
たぶん日本一立派な角を持つカメムシのオオツノカメムシ。東京では普段なかなか見かける機会がないオオツノカメムシですが、冬は越冬のため海辺の公園にやってくることがあります。 葛西臨海公園もそんな貴重な公園の一つ。と言っても、これまでに見かけたのは、今回を含めて2回だけですが。でも老眼、乱視の虫記者が見つけられるのですから、きっとかなりの数のオオツノカメムシが毎年ここで越冬しているのでしょう。...
View Articleサイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅⑥
◎サイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅⑥ ◆3匹の野良犬との対決 泰緬鉄道の列車が通り過ぎた後のクウェー川鉄橋駅。線路のレールの間には猫がねそべっていた。次の列車が来るまで、何時間もあることを知っているのだ。のんびりしたものだ。 物欲しそうに昆虫記者を見つめるネコ 何ももらえないと分かると、ふてくされて寝そべってしまった。 猫の獲物にちょうど良さそうな可愛い鳩...
View Articleサイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅⑦
◎サイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅⑦◆戦場にかける橋 ナムトックへの帰りの列車では、「戦場にかける橋」の英語版ペーバーバックを読む。原作はフランス語だが、フランス語は読めないのだ。それなら日本語にすればいいのに、なぜか格好つけて英語である。...
View Article超充実のシンガポール虫旅から帰国
先週末に超充実のシンガポール虫旅から戻ってきました。そしたら何と、ヤフーのブログのサービス終了のお知らせが入っているではないですか。そこでブログ移転に備えて、はてなブログでも記事を書いてみることに。https://mushikisya.hatenablog.com/...
View Articleサイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅⑧
サイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅⑧ヤフーブログ閉鎖予定を受け、移転予定のはてなブログから転載しています。タイの虫 thai insects◎サイヨーク、エラワン、泰緬鉄道の虫旅⑧6月20日水曜◆地獄の炎に焼かれる昆虫記者 ナムトック・サイヨークから先も、かつての泰緬鉄道は続いていた。しかし今はここで線路が途絶えている。...
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