昆虫記者更新、ビワハゴロモとヤモリの密会現場に潜入
時事ドットコムの「昆虫記者探訪」更新しました。新ボルネオ虫紀行の続編、今回はセピロックの夜の森で、華麗なビワハゴロモと醜悪なヤモリの密会疑惑に迫ります。
View Article賢い秋ヶ瀬のアカスジキンカメ。団子で集団越冬
昨日は久々の晴天の土曜、虫見日和でしたね。というわけで、繰り出した秋ヶ瀬公園。アカスジキンカメムシの終齢幼虫が、メタセコイアの大木に山ほどいました。...
View Articleヒメジュウジナガカメムシも群れるのが好き
秋ヶ瀬公園ではもう一つ嬉しい出会い。ヒメジュウジナガカメムシの越冬準備の大集団にやっと出会うことができました。 ガガイモの仲間に集まるらしいのですが、秋ヶ瀬ではガガイモを見たことがないので、意外な出会いです。 ギシギシの葉の上にまず一匹。 一匹いれば、近くに群れが潜んでいるかも。ゆっくり葉をめくっていくと、小さな集団があちこちに。...
View Articleヒメアカタテハのお宅訪問
秋も深まってきたというのに、秋ヶ瀬公園のヒメアカタテハはやたら元気です。ヨモギが生い茂る土手を、ビュンビュン飛び交っていました。 ヒメアカタテハとキタテハです。 ヒメアカタテハとナナホシテントウ...
View Articleミヤマカラスアゲハ冬型?
昆虫文学少女麻由子ちゃんのお母さんからいただいたミヤマカラスアゲハの幼虫は、順調に成長し、蛹になりました。が、何ということか、先日の小春日和に1匹が羽化ししてしまいました。 きれいな春型になるはずなので、春まで大事に育てて下さいと頼まれていたのに、痛恨のミスです。 どんな高価な宝石よりずっと美しいミヤマカラスアゲハの冬型、もとい、春型です。左上にあるのは、蛹。...
View Articleウラナミシジミの死滅拡散①
11月下旬でも、まだまだ元気なウラナミシジミ。秋ヶ瀬公園でも、立派な個体がたくさん飛んでいました。でもは関東の大半の地域では越冬できないとのこと。秋ヶ瀬のウラナミシジミも死滅拡散なのでしょうか。 11月15日には、東京・江東区の木場公園で、マメ科の蕾に産卵してました。 卵がたくさん付いた蕾を一つ持ち帰り。 これが卵。...
View Articleウラナミシジミの死滅拡散②
「死滅拡散」とは、何と悲しい響きでしょう。年を取ると感傷的になります。でも、晩秋に見つけた卵から、家の中で累代飼育すれば、死滅拡散の呪縛から逃れることができるかもしれません。 しかし、野望は潰えました。3匹の幼虫のうち、蛹化できたのは2匹。 こちらは見慣れたシジミチョウ系の蛹の形です。蛹化したてなので、まだ幼虫の色が残っています。 しばらくすると、こんな色に。...
View Article和やかな昆虫試食会・タガメはラフランスの香り
昆虫料理研究家の内山昭一さん主催の昆虫料理試食会。いよいよ、調理と会食です。皆様も、クリスマスディナーに一品、昆虫料理を添えてみてはいかがでしょうか。料理の幅が広がり、食卓の楽しさがグッと増すことでしょう。、...
View Article真冬の昆虫押しくらまんじゅう
時事ドットコムの「昆虫記者」更新しました。今回は「冬の昆虫押しくらまんじゅう」であたたまって下さい。 テントウの押しくらまんじゅうです。見ているだけでポカポカしてきますね。秋ヶ瀬公園で、好みの色柄のものばかりを集めてつくったテントウのAKG(秋ヶ瀬)48です。 昆虫界のサンタクロース(勝手な命名です)こと、オオキンカメムシは冬の南房総の風物詩ですね。
View Article1月の東京のカマキリ。もしかして越冬?
1月1日、元旦です。明けましておめでとうございます。東京では暖かい日が続いて、冬が来たとは思えないままに、ついに2016年1月を迎えてしまいました。 これまで1月にカマキリを目撃したことはなかったのですが、今年はついに、東京でカマキリが年を越しました。 1月1日の東京都心の公園のコカマキリです。越冬しそうな元気さですね。 まだオンブバッタなんかも飛び跳ねていて、餌にも不自由しない感じです。...
View Article大晦日の横浜・舞岡公園で熱帯昆虫?=タイワントビナナフシ
大晦日の横浜・舞岡公園で、思いがけなく南国風の虫に出会いました。タイワントビナナフシです。昆虫園の温室にしかいない虫だと思っていたので「地球温暖化もここまできたか」と驚愕したのですが、実は本州にも結構いる虫なんですね。でも、生息域は神奈川県以西となっているので、東京では出会いがなかったのも納得です。...
View Articleモズの早贄オンパレード
悪辣な昆虫ハンターと言えばモズですね。虫を捕まえて食べるだけならただの捕食者ですが、なんと、捕まえた虫を、尖った木の枝先に磔(はりつけ)にしてしまいます。その上、磔にした虫をすべて食べるならともかく、そのまま野ざらしにしてしまうことも。この野ざらしにされた惨殺死体が、あの有名なモズの早贄(はやにえ)です。 数年前に嫁さんが見つけた早贄(ツチイナゴ)です。...
View Articleアルゼンチンからツノゼミが大挙襲来
今回はアルゼンチンからツノゼミが大挙襲来です。アルゼンチンの虫ガール知佳さん、本領発揮です。日本にもいてほしいですね、こんなツノゼミたち。日本はかなりの昆虫大国でありながら、ツノゼミ資源には乏しい。だから、なおさら中米、南米のツノゼミに憧れてしまいます。...
View Article極寒の針山地獄
12月末の代々木公園。大木の幹にミニチュアのタワシのようなものがいっぱい張り付いていました。トホシテントウの幼虫ですね。夏場にカラスウリがたくさん生えていた茂みでは、冬になると壁や木の幹に、終齢幼虫の集団が見られます。 拡大して見ると、タワシと言うより針山地獄です。...
View Article暖冬にとまどうフユシャク界のマドンナ
今年は暖冬。早咲きの梅はもう満開。八百屋では野菜の特売。何か変です。 フユシャク界のマドンナ、チャバネフユエダシャクも、早く出ないと冬が終わってしまう、寒い冬は永遠に来ないのではないかと慌てふためいていることでしょう。 12月末のフユシャク探しでは、そんな戸惑い気味のチャバネフユエダシャク♀を2匹見つけました。 木柵にじっとつかまっていると、鳥の糞です。...
View Articleテントウ虫トラップにマイマイカブリ
今年もテントウ・トラップ仕掛けてみました。テントウ虫なんて、どこにでもいますよね。トラップなんて 必要ないですよね。でも、冬に集団越冬を見たいなら、やっぱりトラップが一番。...
View Article鵺(ヌエ)の鳴かない昼間は全然恐ろしくない
鵺(ヌエ)ことトラツグミが秋ヶ瀬公園に現れました。横溝正史原作の映画「悪霊島」のキャッチコピーは「鵺のなく夜は恐ろしい」でしたが、昼間の鵺は、愛嬌のあるかわいい鳥でした。 夜に不気味な声で鳴くことから、虎・狸・猿・蛇を合体させた伝説の怪物の鵺と同一視されたりするトラツグミ。残雪の秋ヶ瀬公園では、バードウォッチャーに囲まれ、アイドルと同一視されてました。...
View Article山モミジ、紅葉の後はヤマカマスの緑が見頃
秋も終わり、モミジの木も葉が散って、寂しい冬の装い…と思ったら、不自然な黄緑の若葉らしきものがあちこちの枝に。 この写真の範囲内だけでも、少なくとも6つ、黄緑の物体が見えます。これ、実はウスタビガの繭のヤマカマスです。 もっと広い範囲の写真だと、合計16個のヤマカマスが確認できました。でもヤマカマスが小さくなりすぎて何だか分からないですね。...
View Article虫探し新兵器、点検鏡の不思議な世界
冬の虫探し用に今年から投入した新兵器。それは小型の点検鏡です。建設工事、自動車整備などで、肉眼では確認しにくい狭くて薄暗い場所を点検するための道具です。虫探しでもそういう場所ありますよね。特に冬はそういう場所に、寒さを逃れて虫が集まります。 こんな感じで使っています。伸縮、折り畳み式で小型なので、胸ポケットに収まります。先端にライトが付いているので、暗い場所で効果を発揮します。...
View Article